結論
1泊2日のキャンプと国内旅行を1本で回すなら、40Lを1,220gに収めてレインカバーを内蔵したミレー クーラ 40(実勢22,000円)が基準になります。山小屋泊で荷物を腰に乗せたいなら背面長をS・M・Lから選べるカリマー リッジ40プラス(40+5L・1,410g・28,517円)、軽さと機内持ち込みを優先するなら950gのグレゴリー コンパス40(21,800円)か、国内線の持ち込み3辺すべてに収まるtomtoc T66 Navigator 40L(1,070g・11,990円)です。この記事では容量35〜45L・重量950〜1,840g・実勢6,190〜34,100円の11モデルを公表値で横並びにします。
はじめに
「リュック 40l」で検索すると、登山用の雨蓋つきザックと、スーツケースのように開く旅行用パックと、部活の合宿で使うスポーツバッグが同じ一覧に並びます。どれも40Lと書いてありますが、本体重量は950gから1,840gまで約1.9倍の開きがあり、背負ったときの性格はまったく違います。
この記事は容量35〜45Lに絞った11モデルの比較です。30L前後を探している方は登山用30Lリュックおすすめ、60L前後の大容量は大容量リュックおすすめ、そもそも何Lが必要かを決めたい方はリュックの容量目安ガイドが入口になります。キャンプ用のリュックを一から選ぶならキャンプ用リュックの初心者ガイドもあわせてご覧ください。
40L前後で見るべき数値は、容量表記の読み方・本体重量・背面長・本体寸法の4つです。楽天市場とAmazonの両方で同じ型番・同じカラーの在庫を確認できた11モデルに絞り、この4点をメーカー公表値で整理しています。
用途別おすすめ早見
迷ったら「どこに持っていくか」から入るのが最短です。モデル名をタップすると詳細に移動します。
| 使い方 | おすすめモデル | 容量 | 重量 | 実勢価格 |
|---|---|---|---|---|
| とにかく安く40Lを1本 | アディダス EP/Syst. 40L | 40.1L | 非公表 | 6,190円 |
| 国内線に持ち込んで旅行 | tomtoc T66 Navigator 40L | 40L | 1,070g | 11,990円 |
| 軽さ優先で出張と旅行 | グレゴリー コンパス40 | 40L | 950g | 21,800円 |
| 1泊キャンプと旅行を兼用 | ミレー クーラ 40 | 40L | 1,220g | 22,000円 |
| 背面長を3段で合わせたい | マムート リチウム 40 | 40L | 1,430g | 23,899円 |
| 旅行と通勤を15インチPCごと | カリマー トリビュート40 | 40L | 1,220g | 26,400円 |
| 背中の汗が気になる | ドイター フューチュラ Pro 40 | 40L | 1,620g | 26,750円 |
| 山小屋泊の本命 | カリマー リッジ40プラス | 40+5L | 1,410g | 28,517円 |
| テント泊まで広げたい | ミレー サースフェー NX 40+5 | 40+5L | 1,560g | 29,700円 |
| 45Lで重い荷物を背負う | グレゴリー スタウト45 | 45L | 1,340g | 33,000円 |
| 背面長を無段階で合わせる | オスプレー ケストレル 38 | 36L | 1,840g | 34,100円 |
この記事の情報源と選定基準について
掲載している容量・重量・本体寸法・背面長・素材・対応PCインチは、各ブランドの国内正規取扱店およびブランド公式ストアの販売ページに記載されたメーカー公表値を転記したものです。寸法は「高さ×横幅×奥行(cm)」、重量はグラム、容量はリットルに単位をそろえています。価格は2026年10月24日に楽天市場の各取扱店で確認した税込価格、評価とレビュー件数は同日の楽天市場とAmazonの表示値です。評価の傾向はレビュー本文の内容も参考にしています。
採用の基準は次の5点です。第1に、楽天市場とAmazonの両方で同じ型番・同じカラー・同じサイズの在庫を確認できたモデルに限りました。第2に、容量は35〜45Lに収め、30L以下と46L以上は除いています。第3に、並行輸入品と中古品は採用していません。第4に、同一ブランドは最大2モデルまでにして、ブランドの偏りを避けています。第5に、カラーやサイズが複数あるモデルは、在庫のあるSKUを1つ名指ししています。
この基準で候補から外したモデルがあります。上位記事が40Lの旅行用として必ず挙げるザ・ノース・フェイス ROUTER 40Lは、Amazon側の出品が並行輸入品しか見つかりませんでした。同ブランドのテルス45は価格比較サイトの集計でもAmazon.co.jpの出品が0件で、楽天では買えてもAmazonでは買えません。オスプレー ストラトス 36とグレゴリー スタウト45のサンドストーン廉価出品は、楽天側の安い出品が販売ページに並行輸入品と明記されていたため、スタウト45はブランド公式ストアの国内正規品に差し替え、ストラトス 36は見送りました。オスプレー ケストレル LT 35は楽天の正規取扱店で全カラーが在庫切れ、ネイチャーハイクの40L+5LモデルはAmazon公式ストアの出品が30+5Lと70+5Lのみで40L+5Lが存在しませんでした。
公表値が確認できなかった項目は推測で埋めず、比較表に「非公表」と書きました。2点だけ補足します。カリマー トリビュート40の寸法は販売店の計測値であり、メーカー公表の実寸ではありません。またアディダス EP/Syst. 40Lの寸法は販売ページで「160cm×320cm×585cm」と表記されており、単位がミリメートルの誤記と解釈して16.0×32.0×58.5cmに換算しています。
価格については、Amazon側のほうが安いモデルと楽天のほうが安いモデルが混在します。カリマー トリビュート40は楽天26,400円に対しAmazonが20,318円、ミレー クーラ 40は22,000円に対し18,016円でAmazonのほうが安く、逆にグレゴリー コンパス40は楽天21,800円に対しAmazonが23,598円です。両方のボタンを見比べてから決めるのが確実です。
40L前後のリュック11モデル スペック比較表
容量・重量・本体サイズ・背面長・対応PC・レインカバー・実勢価格を一覧にしました。価格は2026年10月24日に楽天市場の各取扱店で確認した税込価格、単位は容量L・重量g・寸法cm・価格円でそろえています。
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| モデル | 型番 | 容量 | 重量 | 本体(H×W×D) | 背面長 | 対応PC | レインカバー | 価格 | 購入先 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ミレー クーラ 40 | MIS0629 | 40L | 1,220g | 58×30×19cm | 48cm(U) | 非公表 | 内蔵 | ¥22,000 | 楽天 |
| カリマー リッジ40プラス | 501205 | 40+5L | 1,410g(S) | 68×35×26cm | 42/47/52cm | 非公表 | 付属 | ¥28,517 | 楽天 |
| グレゴリー コンパス40 | 1426352480 | 40L | 950g | 56×32×22cm | 非公表 | PC・タブレット室あり | 非公表 | ¥21,800 | 楽天 |
| マムート リチウム 40 | 2530-03562 | 40L | 1,430g | 75×31×26cm | 46/48.5/51cm | 非公表 | 一体型 | ¥23,899 | 楽天 |
| カリマー トリビュート40 | 501233 | 40L | 1,220g | 55×32×26cm | 非公表 | 15インチ | 付属 | ¥26,400 | 楽天 |
| ドイター フューチュラ Pro 40 | D3401321-7403 | 40L | 1,620g | 65×32×24cm | 調節式・数値非公表 | 非公表 | 非公表 | ¥26,750 | 楽天 |
| ミレー サースフェー NX 40+5 | MIS0754 | 40+5L | 1,560g | 65×30×21cm | 48/51cm | 非公表 | 付属 | ¥29,700 | 楽天 |
| オスプレー ケストレル 38 | OS50383 | 36L(S/M) | 1,840g | 74×34×28cm | 43〜53cm無段階 | 非公表 | 標準装備 | ¥34,100 | 楽天 |
| グレゴリー スタウト45 | 1493752038 | 45L | 1,340g | 69×33×28cm | 調節式・数値非公表 | 非公表 | 非公表 | ¥33,000 | 楽天 |
| tomtoc T66 Navigator 40L | T66-M | 40L | 1,070g | 52×33×23cm | 非公表 | 16インチ | 非公表 | ¥11,990 | 楽天 |
| アディダス EP/Syst. 40L | JY9545 | 40.1L | 非公表 | 58.5×32×16cm | 非公表 | 非公表 | 非公表 | ¥6,190 | 楽天 |
※価格・評価は執筆時点の参考値です。クーポンやセールで実売価格が変動する場合があります。トリビュート40の寸法は販売店の計測値、アディダスの寸法は販売ページ表記をミリメートルと解釈してセンチメートルに換算した値です。
この表でまず目に入るのは本体重量が950gから1,840gまで開いていることです。最軽量のグレゴリー コンパス40と最重量のオスプレー ケストレル 38の差は890gで、500mlのペットボトル約1.8本ぶんにあたります。LCCの機内持ち込み重量が7kgの便では、本体だけで総重量の13%から26%を使ってしまう計算です。
もう1つ注目したいのが容量表記が3種類ある点です。「40L」と書くモデル、「40+5L」と雨蓋の伸びしろを足すモデル、そしてオスプレー ケストレル 38のように同じモデル名でもサイズによって容量が変わるモデルがあります。ケストレル 38はS/Mが36L、L/XLが38Lで、名前の「38」はL/XLの容量です。背面長で選ぶとそのまま容量も変わる、という読み方が必要になります。
40L前後のリュックの選び方
ポイント1:用途で「40L」の中身が変わる
同じ40Lでも、荷室の作りが用途ごとに3つに分かれます。
- 縦長の登山型:カリマー リッジ40プラス、ミレー サースフェー NX 40+5、マムート リチウム 40、オスプレー ケストレル 38、グレゴリー スタウト45、ドイター フューチュラ Pro 40。高さ65〜75cmで縦方向に容量を取り、雨蓋か巾着で上から詰めます。寝袋とマットを外付けできるストラップを持ちます
- スーツケース型:tomtoc T66 Navigator 40L、グレゴリー コンパス40、カリマー トリビュート40。高さ52〜56cmに抑えて前面を大きく開き、服をたたんだまま入れられます
- スポーツバッグ型:アディダス EP/Syst. 40L。大きな開口が1つで、シューズや着替えをまとめて放り込む形です
1泊2日のキャンプなら登山型、国内旅行や出張ならスーツケース型が扱いやすくなります。容量そのものの決め方はリュックの容量目安ガイドに整理しています。
ポイント2:背面長は「公表+サイズ展開」のあるモデルだけで合わせられる
40L前後になると荷重が10kgを超えるため、肩だけでは支えきれません。荷重を腰に乗せる前提になり、そのために必要なのが背面長の一致です。背面長は首の付け根の骨から腰骨の上端までの長さで、身長とは別の数値です。
今回の11モデルを公表値で分けると次のようになります。
| 背面長の扱い | モデル |
|---|---|
| サイズ展開があり数値も公表 | カリマー リッジ40プラス(S42/M47/L52cm)、ミレー サースフェー NX 40+5(M48/L51cm)、オスプレー ケストレル 38(S/M=43〜53cm・L/XL=48〜58cm) |
| ワンサイズだが本体で調節できる | マムート リチウム 40(46/48.5/51cm)、ドイター フューチュラ Pro 40、グレゴリー スタウト45 |
| ワンサイズ・数値のみ公表 | ミレー クーラ 40(48cm) |
| 背面長の公表なし | グレゴリー コンパス40、カリマー トリビュート40、tomtoc T66 Navigator 40L、アディダス EP/Syst. 40L |
背面長を実測して合わせられるのは上の2グループ、計6モデルだけです。背面長が45cm以下の方はリッジ40プラスのSかケストレル 38のS/M、52cm以上の方はリッジ40プラスのLかサースフェーのLが候補になります。背面長の公表がない4モデルは荷重を腰に逃がす設計ではないので、重い荷物の長時間移動には向きません。ブランドごとの背面長展開はカリマーのリュックおすすめ、ミレーのリュックおすすめ、オスプレーのリュックおすすめにもまとめています。
ポイント3:ヒップベルトは「固定・取り外し・なし」の3分類で見る
ヒップベルトは荷重を腰に移すための装備で、40L帯では背面長と並んで重要です。公表仕様で3つに分かれます。
- 固定式のパッド入りヒップベルト:カリマー リッジ40プラスは立体構造のヒップベルト、ドイター フューチュラ Pro 40はバリフレックスヒップフィンにECLを組み合わせた構造、グレゴリー スタウト45はパッド入りのラップアラウンド式、オスプレー ケストレル 38とミレー サースフェー NX 40+5はジッパーポケットかウエストポケットを備えます
- 取り外しできるヒップベルト:ミレー クーラ 40は取り外し可能なウエストストラップ、マムート リチウム 40は「必要なければ取り外してください」と公表、カリマー トリビュート40は収納できるヒップベルトです。街では外し、山では付けるという使い分けができます
- ヒップベルトなし:グレゴリー コンパス40、tomtoc T66 Navigator 40L、アディダス EP/Syst. 40Lはチェストストラップまでで、荷重は肩で受けます
1泊キャンプや山小屋泊で水と食料を積むなら固定式、旅行と街歩きを兼ねるなら取り外し式が使いやすくなります。
ポイント4:重量は「本体+荷物」の合計で見る
40L帯の本体重量は950gから1,840gまで約1.9倍の幅があります。軽いモデルは生地が薄くフレームも簡素で、重いモデルは厚い生地と金属フレームで荷重を支えます。
| 重量帯 | モデル |
|---|---|
| 1,000g未満 | グレゴリー コンパス40(950g) |
| 1,000〜1,300g | tomtoc T66 Navigator 40L(1,070g)、ミレー クーラ 40(1,220g)、カリマー トリビュート40(1,220g) |
| 1,300〜1,500g | グレゴリー スタウト45(1,340g)、カリマー リッジ40プラス(1,410g)、マムート リチウム 40(1,430g) |
| 1,500g以上 | ミレー サースフェー NX 40+5(1,560g)、ドイター フューチュラ Pro 40(1,620g)、オスプレー ケストレル 38(1,840g) |
判断の分かれ目は荷物の重さです。荷物が8kg以下なら軽い本体のほうが総重量で有利ですが、荷物が12kgを超えると軽量モデルは荷重が肩に集中して疲れます。グレゴリー スタウト45が最大積載20.4kgを公表しているのは、ウィッシュボーン合金フレームで荷重を腰へ流せるからです。重い荷物を背負う前提なら、本体の数百グラムより荷重分散を取ったほうが楽になります。
ポイント5:40Lで機内に持ち込めるモデルは限られる
ここが「リュック 40l」で最も誤解の多いところです。国内線の大手2社は、座席数100以上の機材で3辺が55×40×25cm以内かつ3辺合計115cm以内、座席数100未満の機材で45×35×20cm以内かつ合計100cm以内を規定しています。公表寸法をこの基準に当てると結果はこうなります。
| 判定 | モデル | 公表寸法 | 3辺合計 |
|---|---|---|---|
| 3辺すべて基準内 | tomtoc T66 Navigator 40L | 52×33×23cm | 108cm |
| 合計は基準内だが1辺が超過 | アディダス EP/Syst. 40L | 58.5×32×16cm | 106.5cm |
| 合計は基準内だが1辺が超過 | ミレー クーラ 40 | 58×30×19cm | 107cm |
| 合計は基準内だが1辺が超過 | グレゴリー コンパス40 | 56×32×22cm | 110cm |
| 合計は基準内だが1辺が超過 | カリマー トリビュート40 | 55×32×26cm | 113cm |
| 合計が基準超過 | ミレー サースフェー NX 40+5/ドイター フューチュラ Pro 40/カリマー リッジ40プラス/グレゴリー スタウト45/マムート リチウム 40/オスプレー ケストレル 38 | 65〜75cm×30〜35cm×21〜28cm | 116〜136cm |
3辺すべてが基準内に収まるのは tomtoc T66 Navigator 40L だけです。この1本だけがIATA基準の機内持ち込みサイズを公表しており、PC室が180度まで開いて保安検査を通しやすい構造も持ちます。グレゴリー コンパス40は高さが1cm、カリマー トリビュート40は奥行が1cmだけ基準を超えますが、3辺合計では収まるため運用で通ることも多い寸法です。登山型の6モデルは合計が116〜136cmで、機内持ち込みは最初から想定されていません。
寸法だけでなく重量制限もあります。国内線は手荷物と身の回り品の合計で10kg、LCCは7kgが一般的です。本体重量が1,500gを超えるモデルでは中身に使える重量が削られます。
ポイント6:雨対策はレインカバーの付属有無で分かれる
40L帯で雨に遭う前提なら、レインカバーの扱いを先に確認してください。公表仕様では次のように分かれます。
- 本体にレインカバーを内蔵・標準装備:ミレー クーラ 40、マムート リチウム 40、オスプレー ケストレル 38
- レインカバーが付属:カリマー リッジ40プラス、ミレー サースフェー NX 40+5、カリマー トリビュート40
- レインカバーの公表なし:ドイター フューチュラ Pro 40、グレゴリー スタウト45、グレゴリー コンパス40、tomtoc T66 Navigator 40L、アディダス EP/Syst. 40L
今回の11モデルに「完全防水」と公表されたものは1つもありません。公表されているのは生地の撥水加工までで、縫い目の目止めはされていません。レインカバーの公表がない5モデルを雨の日に使うなら、別売りのカバーを用意してください。サイズの合わせ方はリュック用レインカバーの選び方に、防水を名乗るモデルとの違いは防水リュックおすすめにまとめています。
リュック40Lおすすめ11選【2026年最新】
第1位:ミレー クーラ 40(旅行と1泊キャンプを1,220gで兼用する基準機)
MILLET ミレー クーラ 40 KULA 40 MIS0629 BLACK - NOIR 40L
40L・1,220g。レインカバー内蔵の2気室構造で、取り外せるウエストストラップとサイドポケットを備えた旅行と登山の兼用モデル。
クーラ 40は、旅行用パックとしての使いやすさとアウトドアの快適性を両立させた多用途モデルです。公表値は容量40L・重量1,220g・本体サイズは高さ58×横幅30×奥行19cm・背面長48cm。素材は500DのコーデュラナイロンとVELOCITY 420Dナイロンの組み合わせです。
このモデルが基準になる理由は、40L帯で求められる装備がひと通り入っていることです。40Lモデルは2気室構造で、下部のジッパーからメイン収納にアクセスできます。寝袋を下段に入れて上から取り出せるので、1泊キャンプのパッキングがそのまま成立します。レインカバーは本体に内蔵、ウエストストラップは取り外し可能で、街では外して旅行バッグとして使えます。
数値で効いているのは1,220gという重量と高さ58cmという寸法です。今回の登山型6モデルは高さ65〜75cmですが、クーラ 40は58cmに収まっているので、電車の網棚にも車のトランクにも入ります。3辺合計107cmで国内線の115cm以内に収まり、高さだけが55cm基準を3cm超える寸法です。
レビューは楽天のミレー公式ストアで★4.6(15件)、Amazonで★4.3(357件)。価格は楽天22,000円に対しAmazonが18,016円で、Amazonのほうが約4,000円安く買えました。ミレーの他モデルと比べたい方はミレーのリュックおすすめもご覧ください。
向いている人: 1泊キャンプと国内旅行を1本で済ませたい方、本体の重さを1,200g台に抑えたい方、レインカバーを別に買いたくない方
第2位:カリマー リッジ40プラス(背面長をS・M・Lから選べる山小屋泊の本命)
karrimor カリマー リッジ40プラス ridge 40+ 501205 5040 MIDNIGHT Sサイズ 40L
40+5L・1,410g。3Dバックパネルと立体構造ヒップベルトで荷重を腰に乗せ、背面長42/47/52cmの3サイズを展開する定番の中型ザック。
リッジ40プラスは、カリマーの定番中型ザックです。公表値は容量40L+5L・Sサイズの重量1,410g・本体サイズは高さ68×横幅35×奥行26cm。素材は210Dの6×6リップストップナイロンで、撥水加工が施されています。
このモデルの価値は背面長の選べる幅にあります。背面長はS=42cm、M=47cm、L=52cmの3サイズで、重量もS=1,410g、M=1,460g、L=1,520gと分かれます。今回の11モデルで数値つきのサイズ展開を持つのは、このモデルとミレー サースフェー NX 40+5、オスプレー ケストレル 38の3つだけです。背面システムには3Dバックパネルを内蔵し、立体構造のヒップベルトと組み合わせて荷重を腰へ流します。
装備は雨蓋式の2気室構造、フロントポケット、ワンドポケット、ポールキャリア、ハイドレーション対応、そしてレインカバーの付属。山小屋泊に必要なものが揃っています。容量の「+5L」は雨蓋を上げて増やせる分で、帰りに荷物が増えたときの余裕になります。
注意点は寸法です。高さ68×横幅35×奥行26cmで3辺合計は129cmあり、機内持ち込みはできません。本記事で採用した楽天の販売ページは背面長42cmのSサイズとMIDNIGHTカラーの組み合わせです。レビューは楽天★5.0(1件)、Amazon★4.0(13件)。価格は楽天28,517円に対しAmazonが25,474円でした。カリマーの他モデルはカリマーのリュックおすすめにまとめています。
向いている人: 山小屋泊やテント泊を予定している方、背面長を実測して合わせたい方、荷重を腰に乗せたい方
第3位:グレゴリー コンパス40(950gで本記事の最軽量・出張と旅行に)
GREGORY グレゴリー コンパス40 COMPASS 40 1426352480 ユニバースブラック 40L
40L・950gで本記事の最軽量。840Dバリスティックナイロンの機内持ち込み用ダッフル形状に、PCとタブレットの収納室を備える。
コンパス40は、頭上の荷物棚に乗せやすい機内持ち込み用ダッフルバッグの形にバックパックの機動力を足したモデルです。公表値は容量40L・重量0.95kg・本体サイズは高さ56×横幅32×奥行22cm。素材は本体が840Dバリスティックナイロンにカーボネイテッドコーティング、裏地が40%リサイクルポリエステルの135デニールです。
数値で際立つのは軽さです。950gは今回の11モデルで唯一1,000gを切る値で、第11位のアディダスを除く9モデルすべてより軽くなります。最重量のオスプレー ケストレル 38と比べると890g軽く、LCCの7kg制限では中身に使える重量が約13%増える計算です。840Dバリスティックナイロンという厚手の生地を使いながらこの重量なのは、フレームとヒップベルトを持たない構造の裏返しです。
装備はPCとタブレットの収納室、スクエア形状の大開口。アルペンの販売ページは1泊2日から2泊3日の旅行とキャリー代わりの用途を名指ししています。3辺合計110cmで国内線の115cm以内に収まり、高さ56cmが基準を1cm超える寸法です。
注意点はヒップベルトがないことで、荷重はすべて肩で受けます。10kgを超える荷物で長時間歩く用途には向きません。レビューは楽天★5.0(1件)、Amazon★4.7(27件)。価格は楽天21,800円に対しAmazonが23,598円で、今回の11モデルでAmazonのほうが明確に高い唯一の組み合わせでした。グレゴリーの他モデルはグレゴリーのリュックおすすめにまとめています。
向いている人: 本体の軽さを最優先したい方、出張や国内旅行が主な用途の方、荷物が8kg以下で収まる方
第4位:マムート リチウム 40(背面長を46/48.5/51cmの3段で合わせる)
MAMMUT マムート リチウム 40 Lithium 40 2530-03562 50430 SAPPHIRE-BLACK 40L
40L・1,430g。一体型金属フレームと一体型レインカバーを備え、背面長を46/48.5/51cmの3段で調節できるハイキング向けモデル。
リチウム 40は、主にリサイクル素材を使いPFCフリーの耐久撥水加工を施したハイキング向けパックです。公表値は容量40L・重量1,430g・本体サイズは高さ75×横幅31×奥行26cm・背面長46/48.5/51cm。素材は210Dのナイロン ドラゴン リサイクルと100Dのナイロン ロビック リサイクルです。
このモデルの持ち味は調節幅です。ワンサイズのまま背面長を46cm・48.5cm・51cmの3段に変えられるので、サイズ展開のあるモデルを買い分けずに体格へ合わせられます。背面システムはCONTACT V Frameで、最適な荷重伝達を実現する一体型の金属フレームを内蔵。ヒップベルトはアナトミカルシェイプのパッド入りで、必要なければ取り外せます。
装備は取り外し可能なボトムコンパートメント、高さ調節できる着脱式フラップ、YKKアンチスナッグジッパー、ストレッチ性のある大型フロントポケット、ヒップベルトのジッパーポケット、通気性のあるサイドメッシュインサート、そして一体型のレインカバー。トレッキングポールとピッケルのアタッチメントも付きます。
数値で注意したいのは高さ75cmです。今回の11モデルで最も高く、3辺合計132cmは機内持ち込み基準を大きく超えます。縦に長い形なので、背面長の調節を詰めずに使うと荷重が頭の後ろに来ます。レビューは楽天★5.0(3件)、Amazon★4.5(93件)。価格は楽天23,899円に対しAmazonが22,980円でほぼ同額でした。マムートの他モデルはマムートのリュックおすすめにまとめています。
向いている人: 背面長の調節幅が広いモデルが欲しい方、金属フレームで荷重を支えたい方、レインカバーを内蔵したモデルを探している方
第5位:カリマー トリビュート40(15インチPC室と2気室で旅行と通勤を兼用)
karrimor カリマー トリビュート40 tribute 40 501233 Black 40L
40L・1,220g。840D高密度ナイロンの2気室に15インチPC室とロッカブルジッパーを備え、スーツケースに固定できるアタッチメントバンド付き。
トリビュート40は、カリマーのアウトドア技術を日常側に寄せたシリーズのデイパックです。公表値は容量40L・重量1,220g・本体サイズは高さ55×横幅32×奥行26cm。表地は840Dの高密度ナイロンです。寸法は販売店の計測値である点にご注意ください。
このモデルを旅行と通勤の兼用に推す理由は収納の作りです。2気室で前面がフルジップオープンになり、15インチのノートPC収納を1つ持ちます。外側に4つ、内側に5つのポケット、ペンホルダー2つ、キーフック1つという内訳で、荷物の種類が多い出張に向きます。盗難対策のロッカブルジッパーと、スーツケースの持ち手に固定できるアタッチメントバンドも装備します。
数値で効いているのは1,220gという重量で15インチPC室まで持っている点です。今回の11モデルで対応PCインチを数値で公表しているのは、このモデルとtomtoc T66の2つだけです。ヒップベルトは収納できる仕様なので、山では出して腰に乗せ、街ではしまって使えます。
レビューは楽天★4.79(75件)、Amazon★4.5(65件)で、楽天のレビュー件数は今回の11モデルで2番目です。寸法は高さ55cm×奥行26cmで3辺合計113cm。高さは国内線基準の55cmにちょうど収まりますが、奥行が1cm超えます。価格は楽天26,400円に対しAmazonが20,318円で、今回の11モデルで価格差が最も大きい組み合わせでした。両方のボタンを確認してください。
向いている人: 15インチPCを持って出張する方、旅行と通勤を1本で兼用したい方、ポケットを分けて整理したい方
第6位:ドイター フューチュラ Pro 40(背中の汗を逃がすメッシュ背面)
ドイター フューチュラ Pro 40 D3401321-7403 ブラック×グラファイト
40L・約1,620g。エアコンフォートセンシックプロのメッシュ背面とバリフレックスヒップフィンで、通気性と荷重追従性を両立したマルチデイ向け。
フューチュラ Pro 40は、余裕ある容量を持つマルチデイハイキング用パックです。公表値は容量約40L・重量約1,620g・本体サイズは高さ65×横幅32×奥行24cm。素材はナイロンとポリエステルです。
このモデルの性格は背面に全振りされています。エアコンフォートセンシックプロのメッシュパネルがフィット感と通気性を担い、背中と荷室の間に空間を作ります。夏の低山や汗をかきやすい方には、背中が張り付かないという一点で選ぶ価値があります。ヒップベルトはバリフレックスヒップフィンで、パックが体の動きに追従して荷重のバランスを保ちます。ヒップフィンにはECLを採用し、腰骨にやさしくフィットするパッドで行動中のずれを防ぎます。
数値で注意したいのは約1,620gという重量です。今回の11モデルで2番目に重く、最軽量のグレゴリー コンパス40より670g重くなります。メッシュ背面は背中と荷室の間に構造物を入れるため、どうしても重量と奥行に跳ね返ります。奥行24cmはその結果です。
レインカバーの付属は公表されていません。雨の日に使うなら別売りのカバーを用意してください。採用した楽天の販売ページは在庫数が少ないため、売り切れの場合はAmazon側のボタンをご利用ください。Amazonのレビューは★4.6(161件)。価格は楽天26,750円に対しAmazonも26,750円で同額でした。ドイターの他モデルはドイターのリュックおすすめにまとめています。
向いている人: 背中の汗が気になる方、夏の低山や縦走を予定している方、荷重の追従性を重視する方
第7位:ミレー サースフェー NX 40+5(テント泊まで広げる2気室の雨蓋式)
MILLET ミレー サースフェー NX 40+5 MIS0754 BLACK - NOIR Mサイズ 背面長48cm
40+5L・1,560g。耐水1,500のコーデュラオックス210Dに2気室構造と高さ調節式の雨蓋を備え、背面長M48cm/L51cmを展開する登山向け。
サースフェー NX 40+5は、ミレーの登山向けバックパックの定番です。公表値は容量40+5L・重量1,560g・本体サイズは高さ65×横幅30×奥行21cm・背面長M=48cm/L=51cm。素材は耐水1,500のコーデュラオックス210Dナイロンで、シリコン耐久撥水が施されています。
このモデルは1泊2泊の登山を名指しした構成です。2気室構造と高さ調節可能な雨蓋で、荷物の増減に合わせて容量を40Lから45Lまで変えられます。背負ったままボトルを出し入れできるサイドアクセスポケット、本体左脇のサイドジッパーポケット、雨蓋の2つのジッパーフラップポケット、ウエストポケットと拡張式ウエストポケット、ハイドレーション対応、レインカバー、ホイッスルまで備えます。
数値で見ると奥行21cmは登山型6モデルで最も薄い値です。高さ65cm×横幅30cmで容量を稼いでいるため、同じ40+5LのカリマーリッジプラスSより横幅が5cm・奥行が5cm細くなります。背中から張り出す量が少ないので、狭い登山道や岩場での取り回しが軽くなります。
レビューは楽天のミレー公式ストアで★4.47(17件)、Amazonで★4.5(144件)。背面長はMの48cmとLの51cmの2サイズ展開で、本記事はM・BLACK-NOIRを採用しています。価格は楽天29,700円に対しAmazonが25,998円で、Amazonのほうが約3,700円安く買えました。初心者向けの選び方はキャンプ用リュックの初心者ガイドにまとめています。
向いている人: テント泊まで視野に入れている方、雨蓋式の容量可変を使いたい方、細身のシルエットで岩場を歩く方
第8位:オスプレー ケストレル 38(背面長43〜53cmを無段階で合わせる)
OSPREY ケストレル 38 KESTREL 38 OS50383 S/M モスグリーン バックパック
S/M=36L・1,840g。背面長43〜53cmを無段階で調整できるエアスケープバックパネルと、レインカバー標準装備の1、2気室切り替え式。
ケストレル 38は、小屋泊まりの登山やハイキング、旅行に向けたオスプレーの人気モデルです。公表値はS/Mが容量36L・重量1.84kg・高さ74×横幅34×奥行28cm・背面長43〜53cm、L/XLが容量38L・重量1.92kg・背面長48〜58cmです。生地は100%がブルーサイン認証のリサイクル素材で、メインが420D、ボトムが500Dの高強度ナイロンにPFASフリーのDWR加工です。
このモデルの強みは背面長の合わせ方にあります。エアスケープバックパネルの背面調整システムで、S/Mなら43cmから53cmまで無段階に動かせます。サイズ展開のある他の2モデルが42/47/52cmのような段階式なのに対し、こちらは1cm単位で詰められます。背面長の実測値が中間に来る方には、この無段階調整が効きます。
装備は1、2気室切り替え式の荷室、サイドアクセスジッパー、アイスアックスアタッチメント2本、トレッキングポールを一時固定できるストウオンザゴー、ヒップベルトのジッパーポケット2つ、スリーピングマット固定ストラップ、ホイッスル付きスターナムストラップ、そしてレインカバーの標準装備。レザボア3Lのハイドレーションに対応します。
数値で注意したい点が2つあります。1つは1.84kgという重量で今回の11モデルで最も重いこと、もう1つはモデル名の「38」がL/XLの容量で、S/Mは36Lであることです。名前の数字を容量と読むとS/Mを選んだときに2L少なくなります。レビューは楽天★4.5(14件)、Amazon★4.5(8件)。価格は楽天34,100円に対しAmazonが30,690円で、どちらも在庫数が少ない状態でした。オスプレーの他モデルはオスプレーのリュックおすすめにまとめています。
向いている人: 背面長を1cm単位で合わせたい方、小屋泊まりの登山で荷重分散を優先する方、レインカバー内蔵の本格ザックを探している方
第9位:グレゴリー スタウト45(最大積載20.4kgを1,340gで背負う45L)
GREGORY グレゴリー スタウト45 STOUT 45 1493752038 サンドストーン ワンサイズ 45L
45L・1,340g・最大積載20.4kg。ウィッシュボーン合金フレームとバーサフィット・サスペンションで、45Lを1,340gに収めた国内正規品。
スタウト45は、耐久性とトレイルでの汎用性を備えたグレゴリーのバックパッキング向けシリーズです。公表値は容量45L・重量1,340g・最大積載重量20.4kg。本体寸法は販売ページ表記で高さ69×横幅33×奥行28cmです。
このモデルの数値で最も強いのは積載と重量のバランスです。45Lの容量と最大積載20.4kgを1,340gで実現している点で、今回の11モデルのうち1,500g超の3モデルより軽く、容量はいちばん大きくなります。これを支えるのがウィッシュボーン合金フレームで、安定した荷重管理とねじれへの柔軟性を両立します。背面は通気性の高い3Dフォームのバックパネルで、背面長は調節可能です。
装備はパッド入りのラップアラウンドヒップベルトと大型ジッパーポケット、セーフティホイッスル付きスターナムストラップ、両サイドのメッシュポケットと上下のコンプレッションストラップ、耐久性の高いフロントメッシュポケット、キークリップ付きのトップポケット、ハイドロリザーバー対応の内部スリーブ、トレッキングポールの取り付けポイント、二重構造の底パネル。
注意点は2つあります。1つはレインカバーの付属が公式仕様に書かれていないことで、雨対策は別に用意が必要です。もう1つはレビューの薄さで、Amazonは★3.4(4件)、楽天のブランド公式ストアは件数0です。本記事は楽天側に並行輸入品の安い出品がありましたが、国内正規品のブランド公式ストアを採用しました。価格は楽天33,000円に対しAmazonが29,700円でした。
向いている人: 45Lで重い荷物を背負う方、本体重量を抑えつつ積載を取りたい方、グループの共同装備を持つ方
第10位:tomtoc T66 Navigator 40L(国内線の持ち込み3辺すべてに収まる唯一の1本)
tomtoc T66 トラベルバックパック Navigator 40L ブラック
40L・1,070g・52×33×23cm。IATA基準の機内持ち込みサイズで、180度開くTSA対応PC室に16インチPCと13インチタブレットを同時収納。
T66 Navigatorは、短期旅行とミニマリスト旅に向けたトラベルバックパックです。40Lモデルの公表値は容量40L・重量1,070g・外寸52×33×23cm。表地はエコポリエステルで、ファスナーはYKK製です。
このモデルを本記事に入れた理由は1つに絞られます。国内線の持ち込み基準である55×40×25cm以内の3辺すべてに収まるのは、今回の11モデルでこの1本だけです。3辺合計も108cmで115cm以内に入ります。販売ページもIATA基準の機内持ち込みサイズに適合すると明記しています。
構造は旅行に最適化されています。メイン荷室はクラムシェル方式でスーツケースのように開き、服をたたんだまま入れられます。PC室はTSA対応で90度から180度まで開くため、荷室を開けずに保安検査を通せます。16インチのノートPCと13インチのタブレットを専用のパッド入り室に同時収納でき、前面と上部のクイックアクセスポケット、側面のドリンクホルダーも備えます。サイドのベルトで中身が少ないときは圧縮できます。
数値で見ると1,070gは40L帯で2番目に軽い値です。背面は3Dパッド入りパネル、ショルダーストラップは人体工学形状、背面にはスーツケースの持ち手に通すラゲッジストラップが付きます。ヒップベルトはなくチェストストラップまでなので、荷重は肩で受けます。
レビューはAmazonで★4.4(3,384件)と今回の11モデルで圧倒的な最多、楽天の公式店でも★4.71(142件)です。注意点は楽天のページが28Lと40Lの選択式になっていることで、本記事の価格11,990円は40L・ブラックのSKUの値です。28Lは10,990円です。Amazonでは40LがMサイズの表記で10,990円でした。
向いている人: 飛行機で持ち込みたい方、スーツケースのように開く荷室が欲しい方、1万円台で40Lを探している方
第11位:アディダス EP/Syst. バックパック 40L(6,190円で40Lを確保する最安枠)
adidas アディダス EP/Syst. バックパック 40L JY9545 ブラック
40.1L・6,190円で本記事の最安。ロードスプリング ショルダーハーネスと背面エアメッシュパネルを備え、シューズや着替えをまとめて入れる大開口。
EP/Syst. バックパック 40Lは、ジムやピッチ、街中の移動を想定したアディダスの大容量バックパックです。公表値は容量40.1L・素材はポリエステル100%の軽量ドビー。寸法は販売ページで「160cm×320cm×585cm」と表記されており、単位がミリメートルの誤記と解釈すると16.0×32.0×58.5cmになります。
このモデルの位置づけは価格です。実勢6,190円は今回の11モデルで最安で、次に安いtomtoc T66の11,990円の約半分、最高値のオスプレー ケストレル 38の約18%です。1泊2日の合宿や部活の移動、キャンプ場でのサブバッグのように「濡れても汚れても気にしない40L」が欲しい用途では、この価格帯が合理的な選択になります。
装備は広々としたメインコンパートメントとフロントのジップポケット、背面のエアメッシュパネル、そして衝撃吸収を担うロードスプリング ショルダーハーネス。シューズや衣類をまとめて放り込める大開口で、ロッカーや頭上の収納スペースに収まる実用的なサイズと公表されています。
注意点は3つあります。1つは本体重量が公表されていないこと。2つめはヒップベルトも背面長調節もないことで、荷重はすべて肩で受けます。3つめはレインカバーの公表がないことです。10kgを超える荷物を背負って長時間歩く用途には向きません。レビューは楽天★4.2(5件)、Amazon★4.2(48件)。価格は楽天6,190円に対しAmazonが6,253円でほぼ同額でした。
向いている人: とにかく安く40Lを確保したい方、合宿や部活の移動で使う方、サブバッグとして割り切って使う方
お手入れ・使い方Tips
洗濯機で回さず部分洗いにする: 40L帯のリュックは背面にフレームシートやパッド、撥水コーティングを施した生地が入っています。洗濯機で回すとコーティングが剥離し、パッドが潰れて元に戻りません。汚れは薄めた中性洗剤を含ませた布で拭き取り、漂白剤とアイロン、タンブル乾燥は避けてください。
ヒップベルトは「腰骨の上」で締めてから肩を調整する: 40L帯は荷重が10kgを超えるため、締める順番で疲れ方が変わります。まずヒップベルトを腰骨の上端に当てて締め、次にショルダーハーネス、最後にロードリフターとチェストストラップという順です。肩から先に締めると荷重が腰へ移りません。
重い物は背中側の上寄りに入れる: パッキングの基本は、重い物を背中に近い上寄り、軽い物を底と外側です。寝袋のようにかさばって軽い物は底、水と食料は背中側に置くと重心が体に近づいて安定します。2気室モデルは下段を寝袋専用にすると出し入れが早くなります。
濡れたら完全に乾かして立てて保管する: 濡れたまま収納するとカビと臭いの原因になります。雨や汗で濡れたら風通しのよい日陰で完全に乾かし、中に詰め物をして立てて保管すると型崩れも防げます。直射日光での長時間乾燥は色あせと生地の劣化を招くので避けてください。
ファスナーのレールを乾いた布で拭く: 40L帯で最初に壊れるのはファスナーです。砂やほこりが挟まった状態で無理に引くと歯が歪みます。山行のあとに乾いた布でレールをなぞるだけで滑りが戻り、引きが重くなったと感じたらファスナー用の潤滑剤を少量使ってください。
よくある質問
40Lのリュックは1泊2日に大きすぎませんか?
1泊2日の荷物だけなら30L前後で足りますが、40Lには別の役割があります。寝袋とマットを持つキャンプ、防寒着が増える秋冬の山小屋泊、帰りに土産が増える旅行では、30Lだと外付けに頼ることになります。40Lならサイドのコンプレッションストラップで小さく絞れるので、荷物が少ない日でも形は崩れません。荷物が増えないと分かっている用途なら登山用30Lリュックおすすめのほうが軽く収まります。
40Lのリュックは機内に持ち込めますか?
モデルによって変わります。国内線の大手2社は座席数100以上の機材で3辺が55×40×25cm以内かつ合計115cm以内と規定しており、本記事の11モデルで3辺すべてが基準内に収まるのは52×33×23cmのtomtoc T66 Navigator 40Lだけです。グレゴリー コンパス40は高さが1cm、カリマー トリビュート40は奥行が1cmだけ超えますが合計は基準内です。登山型の6モデルは3辺合計が116〜136cmで、持ち込みは想定されていません。重量制限も国内線10kg、LCC7kgが一般的なので、本体1,500g超のモデルでは中身に使える重量が削られます。
背面長はどう測って選べばいいですか?
首を前に倒したときに出る骨から、左右の腰骨の上端を結んだ線までを背骨に沿って測った長さです。身長とは別の数値で、同じ身長でも5cm以上違うことがあります。本記事で数値を公表してサイズ展開もあるのは、カリマー リッジ40プラス(42/47/52cm)、ミレー サースフェー NX 40+5(48/51cm)、オスプレー ケストレル 38(S/M=43〜53cm)の3モデルです。マムート リチウム 40は46/48.5/51cmの3段で本体側を調節できます。背面長の公表がないモデルは荷重を腰に乗せる設計ではないので、重い荷物の長時間移動には向きません。
ヒップベルトは本当に必要ですか?
荷物が10kgを超えるなら必要です。ヒップベルトは荷重を肩から腰骨へ移す装備で、腰で受けられる割合が増えるほど肩と首の負担が下がります。本記事でヒップベルトを持たないのはグレゴリー コンパス40、tomtoc T66 Navigator 40L、アディダス EP/Syst. 40Lの3モデルで、いずれも荷物8kg以下の旅行や移動を想定した作りです。山では付けて街では外したいなら、取り外しできるミレー クーラ 40、マムート リチウム 40、収納できるカリマー トリビュート40が使い分けられます。
1万円以下の40Lと2万円台の40Lは何が違いますか?
本記事は6,190円から34,100円まで約5.5倍の幅があり、差は背面構造・荷重分散・容量可変の3点に出ています。最安のアディダス EP/Syst. 40Lは40.1Lの大開口とエアメッシュ背面を持ちますが、ヒップベルトと背面長調節はなく本体重量も非公表です。2万円台のカリマー リッジ40プラスは背面長3サイズと立体ヒップベルト、3Dバックパネル、レインカバーまで入り、雨蓋で容量を45Lまで増やせます。荷物が8kg以下で平地を移動するなら安いモデルで十分、10kgを超えて登るなら2万円台以上の荷重分散に投資する価値があります。
40Lのリュックに完全防水のモデルはありますか?
本記事の11モデルに「完全防水」と公表されたものはありません。公表されているのは生地の撥水加工までで、縫い目の目止めはされていないため雨が強ければ針穴から浸みます。雨に最も備えているのはレインカバーを本体に内蔵・標準装備するミレー クーラ 40、マムート リチウム 40、オスプレー ケストレル 38の3モデルで、カリマーの2モデルとミレー サースフェー NX 40+5はカバーが付属します。公表のない5モデルを雨の日に使うならリュック用レインカバーの選び方を参考に別途用意してください。防水を名乗るモデルとの違いは防水リュックおすすめにまとめています。
まとめ:リュック40Lの用途別おすすめ一覧
最後に、用途・ニーズ別のおすすめを一覧にまとめます。
| 優先したいこと | おすすめモデル | 価格帯 |
|---|---|---|
| とにかく安く40Lを確保 | アディダス EP/Syst. 40L | 6,190円台 |
| 国内線に持ち込んで旅行 | tomtoc T66 Navigator 40L | 11,990円台 |
| 本体の軽さを最優先 | グレゴリー コンパス40 | 21,800円台 |
| 1泊キャンプと旅行の兼用 | ミレー クーラ 40 | 22,000円台 |
| 背面長を3段で調節 | マムート リチウム 40 | 23,899円台 |
| 15インチPCと一緒に出張 | カリマー トリビュート40 | 26,400円台 |
| 背中の汗を逃がす | ドイター フューチュラ Pro 40 | 26,750円台 |
| 山小屋泊の本命 | カリマー リッジ40プラス | 28,517円台 |
| テント泊まで広げる | ミレー サースフェー NX 40+5 | 29,700円台 |
| 45Lで重い荷物を運ぶ | グレゴリー スタウト45 | 33,000円台 |
| 背面長を1cm単位で合わせる | オスプレー ケストレル 38 | 34,100円台 |
40L前後のリュックを選ぶときは「どこに持っていくか → 背面長が合うか → 3辺が基準に入るか」の順に絞ると迷いません。まず登山型とスーツケース型のどちらかを決め、次に背面長を実測して合わせられるモデルかを確認し、最後に飛行機を使うなら寸法を基準に当てるという順番です。
荷物が8kg以下なら軽いモデル、10kgを超えるなら荷重分散に投資するのが総重量での分かれ目になります。容量の決め方そのものを整理したい方はリュックの容量目安ガイド、30L前後と比べたい方は登山用30Lリュックおすすめ、60L前後まで広げたい方は大容量リュックおすすめをご覧ください。ブランド単位で深く比べたい方はオスプレーのリュックおすすめ、グレゴリーのリュックおすすめ、カリマーのリュックおすすめ、ドイターのリュックおすすめ、ミレーのリュックおすすめ、マムートのリュックおすすめもあわせてご覧ください。



